「こおりやまフードバンク事業」の実施について
~食のリサイクル・たすけあい活動~
本来、安全に食べられるにも関わらず、やむなく捨てられてしまういわゆる「食品ロス」が、日本国内だけでも年間で500万~900万トンに上るといわれています。そういった食品を無償で寄贈を受けて、福祉的な支援を必要としている方へ提供することで、食べられる食品を有効に活用する活動が「フードバンク事業」で、食のリサイクルを通じた「たすけあい活動」といえる事業です。
1960年代にアメリカで発祥した活動で、日本でも20年ほど前から民間団体を中心に活動が始まり、徐々に全国的な活動へと広がっています。
郡山市社会福祉協議会では「コープフードバンク」を展開している「生活協同組合連合会コープ東北サンネット事業連合」様との間で「フードバンク」に関する基本協定を締結し、「こおりやまフードバンク事業」を実施しております。
平成27年4月に生活困窮者自立支援法が施行されました。郡山市においても生活困窮者の自立に向けた包括的な相談・支援事業を実施していますが、相談者のなかには、所持金がない状態で、なおかつ食料品の備蓄もなく、当面の生活が維持できないといった緊急的な支援が必要な相談も見受けられております。
そこで、緊急的に食料品の提供が必要な世帯に対し、当面の食料品等を無償で提供する仕組みとして「こおりやまフードバンク事業」を実施しております。
原則として、生活困窮者自立支援法に基づく「自立相談支援事業」の申込者(世帯)といたします。したがって、まずは、郡山市の相談窓口となる「自立支援相談窓口」(郡山市社会福祉協議会内)にご相談をお願いします。
お問い合わせ窓口:郡山市自立支援相談窓口(郡山市社会福祉協議会内) TEL:024-932-5311
お米、インスタント食品、レトルト食品、フリーズドライ食品、パスタ、乾物(うどん、そうめん、のり等)、缶詰(瓶詰)などです。
※ただし、在庫の状況により提供できる食料品に限りがあります。
このたび、郡山市社会福祉協議会では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、アルバイトの収入が激減した学生や留学生を対象に食料を届ける「フードドライブ」事業を実施しています。皆様のご自宅に眠っている食料品のご提供をお願いします。