子育てサロンとは、近年の少子高齢化の進行、児童虐待や育児に不安を抱えている人の増加により、孤立しがちな子育て家庭を地域で支援するため、地域を拠点に、子育ての当事者(子育て家庭の親子)など地域住民が、多様な活動を通じて、子育てを楽しみ仲間づくりを行う支え合いの活動です。
サロンでは、参加者がそれぞれの興味や関心に合わせて自由な考えでプログラムをつくります。一例として、以下のようなものがあります。
・親子で気軽に参加し情報交換をしたり、同じ年頃の子どもをもつ親として悩みを分かち合い、相談する。
・自由遊びを中心とした親子のふれあいが深まる遊びや、季節の行事を取り入れた体験活動を行う。
・専門家や子育ての先輩などを呼んで親同士で育児の勉強や育児相談を行う。
下記はよく行われている活動事例のスケジュールです。
子育てに共感しあう仲間ができることで、親子の閉塞状況を切り開き、孤立した子育て家庭などでの育児不安の解消につながります。また、支え合いの活動である子育てサロン活動を通して、地域の連帯や福祉力が醸成されるなどの効果もあります。
子育ての当事者で、主に未就学児とその親が対象となりますが、おじいちゃんやおばあちゃん、妊娠中の人でも構いません。
子育ての当事者のほか、福祉委員や地域住民などさまざまな人が共同で運営していきます。
開催場所は、参加者が日常、歩いていける範囲ならどんなところでも構いません。例えば、公民館や集会所、お寺、学校の空き教室などがあります。
実施回数は、月1回程度です。